もっと詳しくPM学科PM学科とは?

自動車や携帯電話などの様々な製品やサービスは、目標となる機能を備え、環境にやさしいものを目指して創られています。新しい製品やサービスの仕組みづくりをするには、様々な専門知識を持つ人々を集めてプロジェクトチームを作り、目標を定め、計画を立てて、仕事や役割を分担し、定められた予算と期間内で目標を達成する方法や技術が必要となります。

プロジェクトマネジメント学科では、この様なチーム作りから目標達成までの全ての仕事を効果的に管理運営する手法や技術を学びます。そして、社会に役立つ様々な産業や経営分野の改革に挑戦するプロジェクト・リーダやプロジェクト・エンジニアとなる人材の育成を図っています。新製品や情報システム開発などの様々なモノつくりにおいて、多くの分野の専門家や技術者の知恵を結集し、プロジェクトの企画や創造的な仕事を行うことに興味があり、学習意欲の高い人を望んでいます。

プロジェクトマネジメントとは、

  • 明確な目標の下で、複数分野の専門家によるチームを編成し、決められた期限までに、決められた資源を効果的に活用して目的を達成する管理手法です
  • 今日、ソフトウェア開発、製品開発、研究開発、あるいは企業、行政の運営などの分野で広く活用されています
  • 現在、注目されているMOT (Management of Technology) の領域です

このように聞くと難しく感じるかもしれませんが、私たちは日常生活の中で多くの計画と言うものを立て、実行していることと思います。そのひとつひとつがプロジェクトマネジメントなのです。プロジェクトマネジメント(略してPM)という言葉を聴きなれない方も多いと思います。しかし、世界は確実にPMによって動いています。日本でも、国土交通省、経済産業省等の官庁の調達関係に、PMの導入が求められています。企業もPMを行うことで、世界への生き残りをかけています。

高校生の皆さんが聞いたことが無いのは当然です。プロジェクトマネジメント学科(略してPM学科)は、日本に1つしかない、世界の最先端を行く学科です。このため、他のいかなる学科とも違っています。

アドミッションポリシー

国際化が著しい企業では戦略的なプロジェクトを計画・管理し,成功に導けるリーダーを求めています.リーダーには,人,物,資金,情報,知的資源などを駆使して,問題を発見し,解決するマネジメント力が欠かせません.プロジェクトマネジメント学科では,コンピュータ利用能力,コミュニケーション能力を基礎に,グローバル化したビジネス社会に対応できる総合的な分析能力と問題発見・解決力などの幅広いマネジメント能力を育成します.新製品や情報システム開発などの様々なものづくりにおいて,多くの分野の専門家や技術者の知恵を結集し,戦略的なプロジェクトの企画や創造的な仕事に興味があり,学習意欲の高い人を望んでいます.

教育の特徴と学習・教育目標

社会システム科学部は、工学と経営学の領域横断的な学際的分野の教育研究を主眼とし、21世紀の 社会変革に対応できる人材の育成を目指しています。その中で、プロジェクトマネジメント学科は、技術革新や経営革新を推進する目標達成型の事業をすべてプロジェクトとして捉え、プロジェクトを成 功に導くプロジェクトマネジメント技術の教育・研究を特徴としています。

社会活動や企業活動において、組織体の競争力を維持・向上させるためには、必要な技術的ならび に経営的な革新を常に組織内に創造し続ける事が必要となります。この革新を実現するには、通常プロジェクトという形をとった体制の下に実行されます。最近のプロジェクトマネジメントは、特定の戦略的意図のもとで事業目標を達成するための新事業開発、研究開発、企業戦略、業務改革、組織改革な どの目標指向型の事業活動を全て対象としています。このようなプロジェクト活動においては、必要となる専門分野別技術を統合し、人的資源、物的資源、情報資源、知的資源および資金を効果的に活用 して、新たな価値創出を達成可能とするマネジメント技術の修得が必要とります。

そこで、プロジェクトマネジメント学科では、以下の特徴を持った人材の育成を教育目標としています。

  • 社会変革や科学技術の厳しい変化に対応できる基礎学力
  • 広範で総合的な見地から戦略的なプロジェクトの立案および実施において種々の問題を解決できる技能
  • 将来のプロジェクト・リーダあるいはプロジェクトマネージャとして必要な資質

教育課程では、プロジェ クトの目標を効率良く達成する為の品質、スケジュール、予算などをバランス良く管理する方法を教授し、実験・演習を通してプロジェクトマネジメントの実践的能力を育成しています。更に、ビジネスのグロ-バル化に伴い国際協力や国際的なビジネス社会に対応できる総合的な分析能力、国際共通語である英語力および’情報技術の活用力を養成し、生活文化や技術文化などが異なる人々とのコミュニ ケーション能力を育成しています。

概要

名称 千葉工業大学社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科
(旧工学部プロジェクトマネジメント学科)
設立年月日 1997年(社会システム科学部としては2001年より)
学生数 約500人
開講制度 セメスター制(講義が半期ごとに完結する2期制のこと)
入試形態 一般入試、センター、AO、自己推薦、帰国特別推薦(指定校制)、社会人特別推薦、留学生特別推薦
教育方法の特徴
  1. 研究分野紹介
  2. グループ制度・研究室配属
  3. コンピュータリテラシの養成
  4. 論理的理解力の養成
  5. 外国語能力の養成
  6. セメスタ制
  7. GPA制度
  8. 産業・社会との連携
  9. 新入生オリエンテーション
研究の特徴 プロジェクトマネジメントに関する研究は、工学と社会科学との学際的領域で実施されている。従って、非定型な社会システム領域での研究が行われている。
また、プロジェクトマネジメントは、実践重視の学問体系であるため、これまでは応用研究が主に行われてきた。今後は、プロジェクトマネジメント独自の学理の体系化などの研究が期待されている。

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